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空き家放置のリスクと対策

皆さんこんにちは。武長の武政です。

 

だいぶ湿度が高くなってきましたね。本格的な暑さはまだ感じませんが、ジメジメした空気は感じられます。梅雨か~いやだな~とも感じますが、田植えが終わったばかりの田んぼを見るときれいだなぁと思います。日本は四季がある美しい国なんだと考えれば梅雨も致し方なしですね。米高騰もあります。農家の皆さん、頑張って下さい!

 

梅雨が近づくと豪雨や台風などの自然災害が心配になります。空き家をお持ちの皆さんはことさらではないでしょうか。日本では少子高齢化や都市部への人口集中により、全国的に空き家が増加しています。総務省の調査によれば、全国の空き家率は年々上昇し、空き家問題は社会課題となっています。空き家を放置することによるリスクは多岐にわたり、所有者の負担は想像以上に大きいものです。

 

まず最も懸念すべきは自然災害に関するリスクです。日本は地震、台風、豪雨など自然災害の多い国です。長期間放置された空き家は建物の老朽化が急速に進み、災害時に倒壊する危険性が高まります。特に木造住宅は経年劣化により耐震性が低下し、台風や地震の際に倒壊するリスクが増大します。倒壊した場合、隣家や通行人に被害を与えると、所有者には高額な損害賠償責任が発生する可能性があります。

 

経済的負担も見過ごせません。2023年12月の空き家対策特別措置法の改正により、「特定空家等」に指定された場合、固定資産税の住宅用地特例が適用されなくなり、最大で税負担が6倍になる可能性があります。また、定期的な維持管理費、修繕費、さらに将来的な解体費用も所有者の負担となります。

 

防犯上の問題も深刻です。空き家は不法侵入や放火などの犯罪の温床となりやすく、地域の治安を脅かす要因になります。さらに、害虫や害獣の発生、ゴミの不法投棄など、周辺環境の悪化を招くこともあります。

 

これらのリスクを回避するためには、早めの対策が重要です。選択肢としては、売却、賃貸、リノベーション、解体などが考えられます。特に売却は、維持管理の負担から解放される有効な手段です。近年では空き家専門の買取サービスも充実し、相続した実家の処分に悩む方々の選択肢となっています。

 

専門家(不動産業者、弁護士、税理士など)への相談も有効です。相続登記や税金対策、最適な売却方法など、専門的なアドバイスを受けることで、スムーズな問題解決につながります。

 

空き家問題は放置するほどリスクと負担が増大します。適切な判断で資産価値を守りながら、社会的責任も果たしましょう。

 

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武長

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